ddコマンドの構文
任意のサイズのファイルを作成する構文は以下の通りです。
dd if=FILE of=FILE bs=BYTES count=N
オプションの意味
各オプションの意味は以下の通りとなります。
オプション | 意味 |
---|---|
if=FILE | 入力ファイルを指定する |
of=FILE | 出力ファイルを指定する |
bs=BYTES | バイト単位でのブロックサイズ(bs) |
count=N | 書き込むブロック数 |
1GBのファイルを作成する
以下コマンドを実行してください。
dd if=/dev/zero of=1GB_file.dummy bs=1024k count=1000
if=/dev/zero
を指定すると、ファイルをNULL文字で埋めます。
さらにbs
を1024kとし、count
を1000にすることで1GBのファイルが作成されます。
コマンド実行後、以下のように表示されることを確認してください。
1000+0 records in
1000+0 records out
1048576000 bytes (1.0 GB, 1000 MiB) copied, 8.90035 s, 118 MB/s
カレントディレクトリにファイルが作成されたことを確認します。
$ ls -lh 1GB_file.dummy
-rw-r--r-- 1 test-user test-user 1000M Jul 4 12:24 1GB_file.dummy
100MBのファイルを作成する
100MBのファイルを作成する場合はcount
を100へ調整します。
dd if=/dev/zero of=100MB_file.dummy bs=1024k count=100
以下のように出力されます。
100+0 records in
100+0 records out
104857600 bytes (105 MB, 100 MiB) copied, 0.111942 s, 937 MB/s
100MBのファイルが作成されたことを確認してください。
$ ls -lh 100MB_file.dummy
-rw-r--r-- 1 test-user test-user 100M Jul 4 12:29 100MB_file.dummy
まとめ
bs
、count
の値を調整することで、任意のサイズのファイルを作成できます。
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!