【Linux】ホスト名を恒久的に変更・確認する方法(hostnamectl,uname)

【Linux】ホスト名を恒久的に変更・確認する方法(hostnamectl,uname)

記事の文字数:936

Linuxでホスト名を一時的に変更するおよび恒久的に変更するコマンドと、ホスト名の確認方法を紹介します。


スポンサーリンク

Linuxのホスト名を変更し、確認する方法を紹介します。
一時的な変更は「hostname」コマンドで、恒久的な変更は「hostnamectl」コマンドを使います。
変更前後のホスト名はuname -nまたはhostnameコマンドで確認可能です。

一時的にホスト名を変更(hostname)

一時的にホスト名を変更する場合は、以下コマンドを実行します。

構文(hostname)

構文
sudo hostname [変更後ホスト名]

ホスト名変更(再起動すると戻る)

ホスト名をit-life.netへ変更する場合のコマンド例です。

実行コマンド
sudo hostname it-life.net

上記コマンドでは、OSを再起動すると元に戻ってしまいます。

恒久的にホスト名を変更(hostnamectl)

再起動してもホスト名が戻らないようにするには、hostnamectlコマンドを利用します。

構文(hostnamectl)

構文
sudo hostnamectl set-hostname [変更後ホスト名]

ホスト名変更(再起動しても戻らない)

恒久的にホスト名をit-life.netへ変更するコマンドです。

実行コマンド
sudo hostnamectl set-hostname it-life.net

上記コマンドはOSを再起動しても元に戻りません。

ホスト名変更後確認

以下コマンドでホスト名を確認することができます。(uname -n推奨)

変更後確認(推奨)

uname -n

変更後確認(非推奨)

hostname

プロンプトのホスト名が変わらない場合は、一度セッションを抜けて再度ログインすることで、変更を確認できます。

hostnameでホスト名確認が非推奨な理由

rootで誤って、hostname eのように打ち間違えた場合に、 ホスト名がeに変わってしまいます。

実行例
# (BEFORE)ホスト名が「it-life.net」
$ hostname
it-life.net
# hostnameコマンドを打ち間違える
$ hostname e
# (AFTER)ホスト名が「e」になった
$ hostname
e

誤って変更した場合は、再度hostnameコマンドを実行して元に戻しましょう。

ちなみにunameコマンドの場合は、打ち間違えてもコマンドエラーとなりホスト名は変わりません。

実行例
# (BEFORE)ホスト名が「it-life.net」
$ uname -n
it-life.net
# unameコマンドを打ち間違える
$ uname n
uname: extra operand ‘n’
Try 'uname --help' for more information.
# (AFPTER)ホスト名は変わらず「it-life.net」
$ uname -n
it-life.net

まとめ

  • 恒久的なホスト名の変更にはhostnamectlコマンドを利用する。
  • ホスト名の確認コマンドはuname -nの利用が推奨される。

サーバーのIPアドレスを確認したい場合は、こちらのリンクをご参照ください。


以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
スポンサーリンク
Scroll to Top