【Linux】IPアドレスの確認方法(ip,hostnameコマンド)

【Linux】IPアドレスの確認方法(ip,hostnameコマンド)

記事の文字数:944

LinuxでIPアドレスを確認する方法を解説します。ipコマンドのaオプションまたは、hostnameコマンドのIオプションを利用することで、IPアドレスを確認することができます。


スポンサーリンク

LinuxでIPアドレスを確認する際は、ipコマンドまたはhostnameコマンドを利用します。

確認した環境

Ubuntu 24.04 LTS

ipコマンドで表示

ipコマンドでIPアドレスを表示します。

実行コマンド(設定されているすべてのIPアドレス情報を表示)

実行コマンド
ip addr show

または

実行コマンド
ip a

このコマンドを実行すると、各ネットワークインターフェースの詳細な情報が表示され、その中にIPアドレスも含まれています。

ipコマンドの実行結果例

実行結果例
1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000
link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00
inet 127.0.0.1/8 scope host lo
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 ::1/128 scope host
valid_lft forever preferred_lft forever
5: eth0@if6: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UP group default
link/ether 02:42:ac:11:00:02 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff link-netnsid 0
inet 172.17.0.2/16 brd 172.17.255.255 scope global eth0
valid_lft forever preferred_lft forever
inet6 fe80::42:acff:fe11:2/64 scope link
valid_lft forever preferred_lft forever

inetという項目がIPアドレス(IPv4)を示しています。
実行結果の例ではloはループバックアドレスなので、etho0のinetよりIPアドレスが172.17.0.2であることを確認できます。
ちなみにinet6はIPv6のアドレスです。

オプションの意味(ip)

オプション別名意味
addraネットワークデバイスのIPアドレスを表示する。

hostnameコマンドで表示

hostnameコマンドでIPアドレスを表示するには、以下コマンドを実行します。

設定されているIPアドレスを表示

実行コマンド
hostname -I

オプションの意味(hostname)

オプション別名意味
I—all-ip-addressesホストのすべてのアドレスを表示する。

hostnameコマンドでIPアドレスを確認する際の注意事項

hostnameコマンドはipよりもシンプルに、IPアドレスのみを表示します。
IPを調べたいときはこのコマンドで十分です。
ただし誤入力にてホスト名が変更されてしまう可能性があるため、注意が必要です。
hostnameコマンドはホスト名をコマンドに指定すると指定したホスト名に変わります。

実行例
# 誤って以下コマンドを実行.
hostname I
# ホスト名がIに変わってしまう.
$ uname -n
I

誤って変更してしまった場合は、再度hostnameコマンドで元に戻すか、再起動を実施すると元に戻ります。  

まとめ

  • LinuxのIPアドレスはip aまたはhostname -Iで確認できる。

サーバのホスト名を変更したい場合は、こちらのリンクをご参照ください。


以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
スポンサーリンク
Scroll to Top