投稿履歴
- npmとYarn、開発者が知るべき違いとは?
- 【Linux】nanoコマンドの使い方 | 基本操作からショートカット、便利設定
- 「Git pull 強制」は危険?ローカル変更を破棄してリモートに合わせる安全な方法
- 【保存版】PNGとJPEGの違いを徹底比較!用途別使い分けガイド
- GUIとCUIの違いとは?初心者でもわかるメリット・デメリットと使い分けを徹底解説
- Web1 Web2 Web3 違いを徹底解説:それぞれの特徴と比較
- SMTP・POP3・IMAPの違いを徹底解説 | メール送受信プロトコル
- 【Linux】容量の大きいファイル・ディレクトリを確認する方法
- nc(Netcat)コマンド徹底解説|ポート指定で疎通確認する
- 【VSCode】JSON・XMLを整形・最小化する方法
- 【Excel】シートが見えない!表示されない原因と対処法
- 【Linux】lsofコマンドの見方・活用ガイド
- 【A5M2】テーブルにNULL値を入力する方法
- 【Linux】標準出力と標準エラー出力の違い
- DRAMとSRAMの違い・覚え方を徹底解説!
- 【サクラエディタ】スペースとタブを置換する方法
- 【Excel】VBAの起動方法(開発タブが表示されない場合)
- 今日から使える!Gitコミットメッセージの書き方と型
- 【Excel】区切り指定でCSVを貼り付ける方法
- 【Linux】テキストファイルの重複行を削除する方法
Linuxのネットワーク設定や管理を行う際に便利な「ip」コマンドは、多くのディストリビューションで標準的に利用可能です。しかし、Ubuntuでは一部の環境で「ip」コマンドが利用できないことがあります。本記事では、Ubuntuで「ip」コマンドをインストールする方法について解説します。
確認した環境
Ubuntu 24.04 LTS
ipコマンド存在確認
まず、現在の環境で「ip」コマンドが利用できるか確認しましょう。ターミナルを開き、以下のコマンドを入力します。
ip -V以下の通り、ipコマンドがcommand not foundとなった場合、コマンドをインストールする必要があります。
bash: ip: command not foundもし、以下のようにバージョン情報が表示されれば「ip」コマンドは既にインストールされているため、以降の手順は実施不要です。
ip utility, iproute2-6.1.0, libbpf 1.3.0パッケージ更新
「ip」コマンドは「iproute2」パッケージに含まれています。
まずaptでパッケージを更新します。
sudo apt updateiproute2インストール前確認
apt listでiproute2パッケージが存在することを確認します。
実行コマンド
以下コマンドを実行します。
sudo apt list iproute2実行結果例
以下例ではiproute2/nobleパッケージが存在することを確認できました。
Listing... Doneiproute2/noble 6.1.0-1ubuntu6 amd64iproute2インストール
apt installでiproute2パッケージをインストールします。
実行コマンド
以下コマンドを実行します。
sudo apt install -y iproute2エラーが発生していなければOKです。
iproute2インストール後確認
apt install後にinroute2がインストールされたことを確認します。
実行コマンド
以下コマンドを実行します。
sudo apt list iproute2実行結果例
末尾に[installed]と表示されていることをご確認ください。
Listing... Doneiproute2/noble,now 6.1.0-1ubuntu6 amd64 [installed]ipコマンド実行確認
ipコマンドの実行確認を行います。
バージョン確認
以下コマンドを実行します。
ip -Vバージョン確認結果例
以下のように、バージョン情報が表示されればOKです。
ip utility, iproute2-6.1.0, libbpf 1.3.0ipコマンドの基本的な使い方
ipコマンドの代表的な使い方をいくつか紹介します。
ネットワークインターフェースの表示
ip a1: lo: <LOOPBACK,UP,LOWER_UP> mtu 65536 qdisc noqueue state UNKNOWN group default qlen 1000 link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:00 inet 127.0.0.1/8 scope host lo valid_lft forever preferred_lft forever inet6 ::1/128 scope host valid_lft forever preferred_lft forever5: eth0@if6: <BROADCAST,MULTICAST,UP,LOWER_UP> mtu 1500 qdisc noqueue state UP group default link/ether 02:42:ac:11:00:02 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff link-netnsid 0 inet 172.17.0.2/16 brd 172.17.255.255 scope global eth0 valid_lft forever preferred_lft forever inet6 fe80::42:acff:fe11:2/64 scope link valid_lft forever preferred_lft foreverルーティングテーブルの確認
ip r特定のインターフェースの有効化
sudo ip link set eth0 up特定のインターフェースの無効化
sudo ip link set eth0 downまとめ
- Ubuntuにipコマンドをインストールする際は
apt installでインストールする。 - ipコマンドは
iproute2パッケージに含まれている。
「ip」コマンドは、ネットワーク設定や管理に欠かせないツールです。Ubuntuで「ip」コマンドが見つからない場合は、「iproute2」パッケージをインストールすることで利用可能になります。基本的な使い方を覚えて、ネットワークのトラブルシューティングや設定変更に活用しましょう。
Ubuntuユーザにお勧めの本
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!