【Linux】lsコマンドでディレクトリ配下の一覧を再帰的に取得する方法

【Linux】lsコマンドでディレクトリ配下の一覧を再帰的に取得する方法

記事の文字数:1354

Linuxのlsコマンドを使った再帰的な一覧表示やファイル保存方法を解説します。初心者にもわかりやすく便利なオプションも紹介します!


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Linuxでディレクトリ配下のファイルやフォルダを一覧表示する際、lsコマンドは最も基本的かつ便利なツールです。
本記事では、lsコマンドを使用して再帰的にファイルやフォルダを表示する方法について詳しく解説します。


1. lsコマンドの基本

lsコマンドは、Linux環境でファイルやディレクトリの一覧を表示するための基本的なコマンドです。

使用例

Terminal window
ls

このコマンドを実行すると、カレントディレクトリ内のファイルやフォルダの名前が表示されます。


2. 再帰的に一覧を取得する方法

ディレクトリ配下の全てのファイルやフォルダを再帰的に表示するには、-Rオプションを使用します。

使用例

Terminal window
ls -R

出力例

dir1:
file1.txt file2.txt
dir1/subdir1:
file3.txt

この例では、dir1配下のファイルとサブディレクトリの内容がすべて表示されています。


3. 主なオプションとその使い方

lsコマンドには、再帰表示を補完する便利なオプションが多数用意されています。

よく使うオプション

  • -l: 詳細情報を表示

    Terminal window
    ls -l

    各ファイルのパーミッション、所有者、サイズ、最終更新日時などを確認できます。

  • -a: 隠しファイルを含めて表示

    Terminal window
    ls -a

    ファイル名が.で始まる隠しファイルも表示します。

  • -h: サイズを人間に読みやすい形式で表示

    Terminal window
    ls -lh

    サイズをKBやMBの単位で表示します。

  • 組み合わせ例

    Terminal window
    ls -lR

    詳細情報を含めて再帰的に一覧を表示します。


4. 実践例と活用方法

隠しファイルも含めた再帰的表示

Terminal window
ls -aR

詳細情報を含めた再帰的表示

Terminal window
ls -lR

出力を他のコマンドと組み合わせる

長い出力を扱いやすくするために、lessgrepと組み合わせることができます。

出力をページごとに表示

Terminal window
ls -R | less

特定のファイル・ディレクトリを検索して表示

Terminal window
ls -R | grep "target"

5. 結果をファイルに出力する方法

lsコマンドの結果をファイルに保存することで、後から内容を確認したり、別の処理に利用することができます。

使用例

Terminal window
ls -R > output.txt

このコマンドは、ls -Rの出力をoutput.txtというファイルに保存します。既存のoutput.txtがある場合は上書きされます。

ファイルに追記する方法

Terminal window
ls -R >> output.txt

このコマンドは、出力を既存のoutput.txtファイルに追記します。内容を上書きせず、既存のデータを保持したい場合に便利です。

出力確認

保存された内容は、以下のコマンドで確認できます。

Terminal window
cat output.txt

6. 注意点と補足情報

  • 権限エラーについて: 権限がないディレクトリにアクセスするとエラーが発生します。その場合は、sudoを使用することで解決できます。

    Terminal window
    sudo ls -R /restricted-dir
  • 出力が多すぎる場合: ファイル数が多い場合、出力が非常に長くなることがあります。必要に応じてオプションや他のコマンドと組み合わせてください。


まとめ

lsコマンドを使用すれば、Linux環境でディレクトリ配下の一覧を再帰的に取得することが簡単にできます。
さらに、出力をファイルに保存することで、結果を整理して後から活用することが可能です。
用途に応じた使い方をマスターして、作業効率を向上させましょう!


以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
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