tailコマンドの-F
オプションを利用することで、ログをリアルタイムに表示することができます。
また-F
オプションでは、ログローテーションに対応した監視が可能です。
ファイルの末尾を表示
構文
以下のようにコマンドにファイル名を指定します。
tail [ファイル名]
複数ファイルを指定することもできます。
tail [ファイル名] [ファイル名] [ファイル名]
nginxのログ/var/log/nginx/access.log
を例に説明します。
末尾を表示(デフォルト10行)
ファイルの末尾を表示します。(10行)
tail /var/log/nginx/access.log
末尾を表示(5行)
-n
オプションで表示行を指定して、末尾を表示します。(5行)
tail -n 5 /var/log/nginx/access.log
ファイルの末尾を表示(リアルタイム)
-f
オプションで追記されたログを監視します。
tail -f /var/log/nginx/access.log
ログローテーション後も追従する場合は、-F
オプションを指定します。
tail -F /var/log/nginx/access.log
-n 0
の指定を組み合わせることで、追記されたログのみを表示できます。
tail -F -n 0 /var/log/nginx/access.log
オプションまとめ
オプション | 意味 |
---|---|
-n | 最後のn行を表示する。 |
-f | 追加されたデータを表示する。 |
-F | 追加されたデータを表示する。(ログローテーション後も追従) |
ログ監視をする際は-f
ではなく、ログローテーションに対応した-F
を使用するのが、
おすすめです。
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!