【Linux】tailコマンドでログをリアルタイムに表示する

【Linux】tailコマンドでログをリアルタイムに表示する

記事の文字数:784

tailコマンドの-Fオプションを利用することで、ファイルの末尾をリアルタイムに表示することができます。他にも行数指定といったオプションを紹介します。


スポンサーリンク

tailコマンドの-Fオプションを利用することで、ログをリアルタイムに表示することができます。
また-Fオプションでは、ログローテーションに対応した監視が可能です。

ファイルの末尾を表示

tailコマンド単独ではファイルの末尾を出力することができます。

構文

以下のようにコマンドにファイル名を指定します。

実行コマンド
tail [ファイル名]

複数ファイルを指定することもできます。

実行コマンド
tail [ファイル名] [ファイル名] [ファイル名…]

-qオプションを利用すると、出力時にファイル名を非表示にできます。

実行コマンド
tail -q [ファイル名] [ファイル名] [ファイル名…]

末尾の10行を表示

nginxのログ/var/log/nginx/access.logを例に説明します。
ファイルの末尾を表示します。

実行コマンド
tail /var/log/nginx/access.log

デフォルトでは10行が表示されます。

末尾の100行を表示

-nオプションで表示行を指定することができます。
以下コマンドで末尾を100行表示します。

実行コマンド
tail -n 100 /var/log/nginx/access.log

ファイルの末尾を表示(リアルタイム)

-fオプションで追記されたログをリアルタイム監視することができます。

実行コマンド
tail -f /var/log/nginx/access.log

ログローテーション後も追従する場合は、-Fオプションを指定します。

実行コマンド
tail -F /var/log/nginx/access.log

-n 0の指定を組み合わせることで、追記されたログのみを表示できるので便利です。

実行コマンド
tail -F -n 0 /var/log/nginx/access.log

複数ファイルを追従する場合は、以下のように指定します。

実行コマンド
tail -F -n 0 -q /var/log/nginx/access.log /var/log/nginx/access.log.1

まとめ

各オプションの意味は以下の通りです。

オプション意味
-n最後のn行を表示する。
-f追加されたデータを表示する。
-F追加されたデータを表示する。(ログローテーション後も追従)
-q複数のファイルを指定した場合、ファイル名を表示せずに内容だけを表示。

ログ監視をする際は-fではなく、ログローテーションに対応した-Fを使用するのが、 おすすめです。


以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
スポンサーリンク
Scroll to Top