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グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの違いを解説します。
グローバルIPアドレス
概要
- インターネット上で一意に割り当てられるIPアドレスです。
- インターネットに直接接続するデバイスやネットワークに対して割り当てられます。
- 世界中でユニークであり、同じIPアドレスが他のデバイスに割り当てられることはありません。
用途
- デバイスやネットワークがインターネット上の他のネットワークと通信するために使用されます。
- 例: 家庭のルーターやWebサーバーに割り当てられるIPアドレス。
例
203.0.113.1
- インターネットサービスプロバイダー(ISP)が各ユーザーに割り当てます。
主な特徴
- インターネット上で公開されている。
- 一般的には有料(ISPによる提供)。
プライベートIPアドレス
説明
- 内部ネットワーク内でのみ使用されるIPアドレスです。
- ルーターやファイアウォールの内側(LAN内)で利用されます。
- 外部のインターネットからは直接アクセスできません。
用途:
-
ローカルネットワーク内のデバイス(PC、スマートフォン、プリンタなど)が互いに通信するために使用されます。
- 例: 家庭やオフィスのLAN内の各デバイス。
-
プライベートIPアドレスの範囲(以下の範囲がRFC1918で予約されています):
10.0.0.0
~10.255.255.255
172.16.0.0
~172.31.255.255
192.168.0.0
~192.168.255.255
-
主な特徴:
- インターネットに直接接続できない。
- 同じ範囲のIPアドレスが複数の異なるネットワーク内で再利用可能。
- 無料で利用でき、ネットワーク機器が自動的に割り当てることが多い。
グローバルIPとプライベートIPの関係
- プライベートIPアドレスを持つデバイスがインターネットに接続する際、ルーターがNAT(Network Address Translation)を使用して、プライベートIPをグローバルIPに変換します。
- これにより、1つのグローバルIPアドレスで複数のデバイスがインターネットに接続できるようになります。
簡単な例
- 家庭のネットワーク構成:
- ルーター(グローバルIP:
203.0.113.1
) - PC(プライベートIP:
192.168.0.2
) - スマホ(プライベートIP:
192.168.0.3
) - プリンタ(プライベートIP:
192.168.0.4
)
- ルーター(グローバルIP:
この場合、家庭内のデバイスはプライベートIPを使って相互に通信しますが、インターネットアクセス時はルーターのグローバルIPを介して通信が行われます。
ポイント
- グローバルIPは「外向き(インターネット用)」、プライベートIPは「内向き(ローカル用)」と覚えると理解しやすいです。
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!