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tarファイルの中身を確認するにはtarコマンドのtfオプションを使います。
gzipで圧縮されたファイルを確認する場合は、zオプションを指定し、bzip2はjオプション、xzはJオプションを指定します。
tar.gzの場合(gzipで圧縮されたファイル)
gzipで圧縮されたファイル(tar.gz)は、zオプションを指定し、以下コマンドで中身を確認します。
コマンド構文
一覧表示
tar ztf [中身を見たいgzipファイル]一覧詳細表示
tar ztvf [中身を見たいgzipファイル]ファイル一覧を表示(gzip)
コマンド例
tar ztf archive.tar.gz出力例
sample_file1.txtsample_file2.txtsample_dir1/sample_dir1/sample_file2.txtsample_dir1/sample_file3.txtsample_dir1/sample_file1.txtvをつけると詳細表示(gzip)
コマンド例
tar ztvf archive.tar.gz出力例
-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:43 sample_file1.txt-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:43 sample_file2.txtdrwxr-xr-x test-user/test-user 0 2024-07-10 23:40 sample_dir1/-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:39 sample_dir1/sample_file2.txt-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:39 sample_dir1/sample_file3.txt-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:39 sample_dir1/sample_file1.txttar.bz2の場合(bzip2で圧縮されたファイル)
bzip2で圧縮されたファイル(tar.bz2)は、jオプションを指定し、以下コマンドで中身を確認します。
構文(bzip2)
一覧表示(bzip2)
tar jtf [中身を見たいbzip2ファイル]一覧詳細表示(bzip2)
tar jtvf [中身を見たいbzip2ファイル]ファイル一覧を表示(bzip2)
コマンド例
tar jtf archive.tar.bz2出力例
sample_file1.txtvをつけると詳細表示(bzip2)
コマンド例
tar jtvf archive.tar.bz2出力例
-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:43 sample_file1.txttar.xzの場合(xzで圧縮されたファイル)
xzで圧縮されたファイル(tar.xz)は、Jオプションを指定し、以下コマンドで中身を確認します。
構文(xz)
tar Jtf [中身を見たいxzファイル]ファイル一覧を表示(xz)
コマンド例
tar Jtf archive.tar.xz出力例
sample_file1.txtvをつけると詳細表示(xz)
コマンド例
tar Jtvf archive.tar.xz出力例
-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:43 sample_file1.txttarの場合(tarでアーカイブされたファイル)
アーカイブファイル(tar)の場合は、zやj、Jオプションの指定が不要です。
構文(tar)
tar tf [中身を見たいアーカイブファイル]ファイル一覧表示(tar)
コマンド例
tar tf archive.tar出力例
sample_file1.txtvをつけると詳細表示(tar)
コマンド例
tar tvf archive.tar出力例
-rw-r--r-- test-user/test-user 0 2024-07-10 23:43 sample_file1.txtオプションの意味
各オプションの意味は以下をご参照ください。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| t | アーカイブの内容をリスト表示する |
| f | アーカイブファイル名を指定 |
| z | gzipファイルを指定 |
| j | bzip2ファイルを指定 |
| J | xzファイルを指定 |
| v | ディレクトリ・ファイル名を詳細表示(パーミッション、所有者、ファイルサイズ、タイムスタンプなど) |
まとめ
- tarコマンドでファイルの中身を確認する際は、
tオプションを使用します。 fオプションでアーカイブファイル名を指定します。zオプションを追加することでgzipファイルを指定できます。jオプションを追加することでbzip2ファイルを指定できます。Jオプションを追加することでxzファイルを指定できます。- パーミッションなどの詳細情報も表示する場合は
vオプションを加えます。
tarコマンドで圧縮・解凍をしたい場合はこちらのリンク を参照してください。
Linuxユーザにお勧めの本
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!