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Linuxを利用する上で便利なテキストエディタのひとつがvimです。サーバーの設定ファイル編集や簡単なスクリプトの修正、ログ確認など、ターミナル上での作業に欠かせないツールです。本記事では、Linux初心者でもわかりやすいように、vimのインストール方法から起動・終了の操作までを詳しく解説します。
vimが「command not found」となる
vimコマンドが以下のようにcommand not found
となった場合は、vimが入っていないのでインストールが必要です。
vim --version
bash: vim: command not found
インストール済みであれば、バージョン番号や対応機能一覧が表示されます。
vimをインストールする(使えない場合)
Linuxには様々なディストリビューションがあり、インストールコマンドが異なります。
本記事では代表的なものを紹介します。
Ubuntu / Debian 系のインストールコマンド
apt update
はパッケージ情報を最新にするためのコマンドです。
Ubuntuの場合は、以下コマンドでインストールできます。
) パッケージ更新
sodo apt update
) vimインストール
その後に apt install vim
でvimをインストールできます。
sudo apt install vim -y
Areaを聞かれたので、5.Asia
を選択しました。
Time zoneを聞かれたので、78.Tokyo
を選択しました。
CentOS / RHEL 系のインストールコマンド
sudo yum install vim -y
新しいバージョンのRHEL系では dnf を使います。
sudo dnf install vim -y
Fedoraのインストールコマンド
sudo dnf install vim -y
Arch Linuxのインストールコマンド
sudo pacman -Sy vim
vimコマンドのインストール後確認
vimバージョン確認
インストールが完了したら、再度以下を実行します。
vim --version
VIM - Vi IMproved 9.1 (2024 Jan 02, compiled Aug 10 2025 19:46:14)
のようにバージョン情報が正しく表示されればインストール成功です。
vimコマンド起動
次のコマンドでvimを起動できます。
vim
画面いっぱいにエディタが立ち上がります。
確認したら、:q!
でvimを終了してください。
最初に覚えておくと便利な基本操作
vimはモード切替がある独特のエディタです。最低限覚えておくと安心な操作を紹介します。
- i :挿入モードに切り替えて文字入力
- Esc :挿入モードを終了
- :w :保存
- :q :終了
- :wq :保存して終了
- :q! :保存せずに強制終了
この基本操作だけでも十分活用できます。
vimコマンドインストールまとめ
- vimはLinuxで定番のテキストエディタで、軽量かつ高機能
- ディストリビューションごとにインストールコマンドが異なる
- インストール後は
vim --version
で確認可能 - 起動と終了、保存方法などの基本操作を覚えておくと安心
Linuxを使うならvimは必須のツールです。まずはインストールから始めて、少しずつ操作に慣れていきましょう。
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!