usermod
コマンドで、一般ユーザにsudo権限を付与する方法をtest-user
を例に解説します。
ユーザの追加方法は、Debian/Ubuntu系はこちらのリンクを
他ディストリビューションはこちらのリンクをご参照ください。
usermodコマンド構文(sudo権限付与)
[グループ]にはsudo
権限のあるグループ指定します。
オプション
オプション | 意味 |
---|
-a | -Gで指定したセカンダリーグループを追加する。 |
-G | セカンダリーグループ(複数ある場合は「,」で区切って指定)を指定。 |
sudo権限付与前
以下は、sudo権限付与前のtest-user
のユーザ情報とグループ情報です。
ユーザ情報
グループ情報
sudo実行(失敗)
以下の通り、sudo
コマンドの実行は失敗します。
設定ファイル確認(/etc/sudoers)
sudoers確認コマンド
以下ファイルからsudoの実行制御を確認します。
sudoers確認結果例
以下確認結果より、sudo
グループの権限をtest-user
に付与することにします。
sudoグループの確認
現状test-user
は、sudoグループに所属していません。
usermodコマンド(sudo権限付与)
以下コマンドでtest-user
をsudo
グループに追加します。
sudo権限付与後
以下の通り、test-user
にsudo
グループが追加されたことを確認できました。
以下の通りsudo
グループ追加後、test-user
からsudoコマンドを実行できました。
確認した環境
22.04.3 LTS (Jammy Jellyfish)
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
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