Ubuntuでユーザ作成をする場合は、adduser
コマンドを利用します。
ユーザ追加
以下コマンドでユーザを追加します。
構文
実行コマンド
例えばtest-user
を作成する場合は、以下コマンドを実行します。
実行すると以下のように出力されます。
パスワードを入力し、他項目の指定は任意でOKです。
パスワードなしでユーザ追加
パスワードなしでユーザを作成する場合は、以下のように指定します。
構文(パスワードなし)
実行コマンド(パスワードなし)
実行すると以下のように出力されます。
すべてEnterキーで進めればOKです。
ユーザ追加後確認
/etc/passwd
ファイルをcatしてユーザが追加されたことを確認します。
以下の通り、ログインできることも確認できました。
余談
Full Name
などの項目を入力した場合は、/etc/passwd
ファイルに内容が保存されます。
確認結果
対話をパスワードのみにする
そもそも項目を指定するケースは少ないと思います。
対話をパスワードのみにする場合は、以下のように指定します。
パスワードなし、項目指定なし
パスワード指定なしで対話をなくす場合は、以下のように指定します。
adduserとuseraddの違い
類似コマンドでuseradd
コマンドがありますが、違いは以下の通りです。
adduser | useradd |
---|
対話形式でユーザを追加する。 | 対話なしでユーザを作成する。 |
Ubuntuでは対話形式のadduser
の利用が推奨されています。
useraddの使い方はこちらのリンクを参照してください。
まとめ
- adduserコマンドは対話形式でユーザを作成する。
- パスワードなしで作成する場合は
--disabled-password
オプションを指定する。
追加したユーザにsudo権限を付与する場合は、こちらのリンクを
Ubuntuでユーザを削除したい場合は、こちらのリンクを参照してください。
確認した環境
22.04.3 LTS (Jammy Jellyfish)
以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
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