WinMergeは、テキストファイルやソースコードの差分を視覚的に比較できる便利なツールですが、標準設定のままではWordファイル(.docや.docx)の中身を直接比較することはできません。しかし、WinMergeのプラグイン機能を活用することで、Wordファイルの比較も簡単に可能になります。
本記事では、WinMergeでWordファイルを比較する方法を、標準プラグインの有効化手順とともにわかりやすく解説します。
WinMergeでのWordファイル比較に必要な準備
WinMerge単体ではWordファイルの内容を直接扱うことができません。そのため、プラグイン機能を利用してWordファイル内のテキストを抽出し、その差分を比較する必要があります。
✅ Tips:Wordの「校閲」機能(比較)を使う方法もありますが、WinMergeを使えば他のファイル比較と同じ操作感でテキストベースの差分を素早く確認できるというメリットがあります。
必要な環境は以下のとおりです。
- WinMerge本体(最新版推奨)
- 本記事では「WinMerge:Version 2.16.54.1」を想定して説明します。
- Wordファイル比較用プラグイン(CompareMSWordFiles)
- Microsoft Word(プラグインがWordの機能を利用してテキストを抽出するため)
「CompareMSWordFiles」プラグインの有効化
「CompareMSWordFiles」プラグインはWinMergeの設定で有効化することができます。WinMergeには標準で付属しているため、追加のダウンロードは基本的に不要です。
プラグインの自動展開を有効化
WinMergeのメニューから「プラグイン」 > 「自動展開」を選択して有効化(●)します。

プラグインの設定でCompareMSWordFilesを有効化
WinMergeのメニューから「プラグイン」>「プラグインの設定」を開きます。
画面上部の「プラグインを有効にする」・「自動展開」にチェックが入っていることを確認します。
一覧からCompareMSWordFilesを探し、チェックがない場合はチェックを入れて有効化します。

CompareMSWordFiles詳細設定
CompareMSWordFilesをダブルクリックすると詳細設定を表示できます。必要に応じて変更してください。今回はデフォルト設定のまま進めます。

設定を確認したら「OK」ボタンを押して、ダイアログを閉じてください。
WinMerge再起動
CompareMSWordFilesプラグインの設定を反映させるために一度WinMergeを閉じて、再起動します。再起動することでプラグインが有効になります。
WinMergeでのWordファイル比較方法
CompareMSWordFilesプラグインを有効化したら、以下の手順でWordファイルを比較することができます。
WinMergeを起動
まずWinMergeを起動します。

「ファイル」>「開く」を選択
WinMergeのメニューから「ファイル」 > 「開く」を選択します。

比較対象のWordファイル2つを指定
WinMergeに比較元ファイル(1番目のファイルまたはフォルダー)と比較先ファイル(2番目のファイルまたはフォルダー)それぞれに比較したいWordファイル(.docxなど)をドラッグして指定し、「比較」を押下します。

Wordの差分表示画面
Wordファイルの内容がテキストに変換され、差分が表示されます。以下のように文章が行単位のテキストとして表示され、差異がハイライトされています。

⚠️ 注意点
- 大きなWordファイルの場合、テキスト抽出に時間がかかることがあります。
WinMergeでのWord比較まとめ
WinMergeは、標準プラグインを活用することでWordファイルの比較も可能になります。契約書、マニュアル、仕様書など、Word形式でやり取りされるファイルのテキスト差分確認に活用できるため、業務効率化に大きく貢献します。
ExcelやPDFの比較方法についても解説していますので、合わせて参考にしてください。
参考リンク
以上で本記事の解説を終わります。
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