【VSCode】ソースコードをコメントアウトするショートカットキー

【VSCode】ソースコードをコメントアウトするショートカットキー

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本記事では、Visual Studio Code(VSCode)における「コメントアウトのショートカット」について、Windows・Mac両環境での操作方法を解説します。行コメント・ブロックコメントの違いや使い分けに加え、PythonやJavaの具体的なコード例を交えながら実務で役立つ活用法を紹介。初心者から現場のエンジニアまで役立つ内容になっています。


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プログラミングを効率的に進める上で欠かせないのが「コメントアウト」の操作です。特に、複数人で開発を行う場合や、一時的にコードを無効化したい場合、コメントアウトのショートカットを知っているかどうかで作業効率に大きな差が生まれます。

Visual Studio Code(VSCode)は、世界中のエンジニアに利用されている人気のエディタであり、ショートカットを活用することで素早くコメントのオン・オフを切り替えることができます。本記事では、VSCode コメントアウト ショートカットについて、基本操作から応用、トラブルシューティングまで詳しく解説します。

コメントアウトの基本ショートカット

選択行をコメントアウトする行コメントと選択範囲をコメントアウトするブロックコメントのショートカットを紹介します。

  • 行コメントCtrl + /(Macの場合はCmd + /
    • 選択した行をコメントアウトする
  • ブロックコメントShift + Alt + A(Macの場合はOption + Shift + A
    • 選択した範囲をコメントアウトする

これらのショートカットを使うことで、選択した行や範囲を一瞬でコメントアウト可能です。実際の開発では数秒の差が積み重なり、大きな効率化につながります。

複数行をまとめてコメントアウトする

実務では、1行だけでなく複数行を一度にコメントアウトするシーンが多々あります。VSCodeでは複数行を選択した状態で Ctrl + /(Macは Cmd + /)を押すと、すべての行が自動的に行コメントとして処理されます。

特にデバッグ時に大きな処理ブロックを一時的に無効化したいときや、比較検証のために別のコードと切り替えながら動作を確認したい場合に非常に便利です。

コメントアウトを使った実践的な活用法

  • デバッグ用途:エラーの原因を切り分けるために一部コードを無効化
  • メモ書き:処理の意図やTODOコメントを残す
  • 実験的コードの管理:複数の実装方法を試しながら動作確認

コメントアウトは単なる「無効化」ではなく、プロジェクトを円滑に進めるための重要なコミュニケーション手段でもあります。

行コメントとブロックコメントの違い

コメントには大きく分けて「行コメント」と「ブロックコメント」の2種類があります。

  • 行コメント:1行単位で //# が付与されます。短い説明やデバッグ用に特定の行を無効化するときに便利です。
  • ブロックコメント:範囲指定した部分を /* */ などで囲みます。数行から数十行といった広い範囲をまとめてコメントアウトしたい場合に重宝します。

言語ごとにコメントの記法は異なりますが、VSCodeはその言語に適したコメント形式を自動的に適用してくれるため、ユーザー側で意識する必要はほとんどありません。

Pythonでのコメントアウト例

以下に、Pythonソースコードを例に行コメントとブロックコメントの使い方を示します。

Pythonコメントアウト例
# これは行コメントです
print("Hello, World!") # 行末コメントも可能
"""
これはブロックコメントのように使える文字列リテラルです。
複数行にわたってコードを一時的に無効化したいときに利用されます。
"""
def add(a, b):
return a + b

Pythonには厳密なブロックコメント構文は存在しませんが、慣習的に """(三重引用符)を用いて複数行をコメント扱いすることがあります。

Javaでのコメントアウト例

Javaでは、行コメントとブロックコメントの両方が明確にサポートされています。

Javaコメントアウト例
public class Main {
public static void main(String[] args) {
// これは行コメントです
System.out.println("Hello, World!"); // 行末コメントも可能
/*
* これはブロックコメントです。
* 複数行をまとめて無効化したい場合に使います。
*/
int sum = add(3, 5);
System.out.println("Sum: " + sum);
}
static int add(int a, int b) {
return a + b;
}
}

Javaでは // を使った行コメントと、 /* ... */ を使ったブロックコメントが標準的に利用されます。開発現場では、クラスやメソッドの説明にJavadocコメント(/** ... */)を使うことも一般的です。

コメントアウトショートカットが効かない場合の対処法

ショートカットを押してもコメントアウトできない場合、以下のような原因が考えられます。

  1. 言語モードが正しく設定されていない ファイルの拡張子が認識されず、VSCodeがコメント形式を判別できないことがあります。右下のステータスバーから言語モードを確認しましょう。

  2. キーバインドの競合 他の拡張機能が同じショートカットを使っていると、コメントアウトが動作しない場合があります。この場合は「Ctrl + Shift + P」から>Preferences: Open Keyboard Shortcutsを選択し設定を確認してください。

VSCodeコメントアウトまとめ

VSCodeでは、

  • Ctrl + /(Macは Cmd + /)で行コメント
  • Shift + Alt + A(Macは Option + Shift + A)でブロックコメント

を使い分けることで、効率的にコードを整理できます。さらに、複数行のコメントアウトやショートカットのカスタマイズ、拡張機能の活用を組み合わせれば、開発のスピードと精度を大幅に向上させることが可能です。
ぜひ日常のコーディングに取り入れて、作業スピードを加速させてみてください。


以上で本記事の解説を終わります。
よいITライフを!
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